📝 宿題のやり方で、成績は変わる
授業で前回の宿題の確認をしていると、「もったいない……!」と感じることがよくあります。
それは、「宿題を解いて、終わり」にしてしまっている生徒さんが非常に多いことです。
せっかく机に向かい、貴重な時間を使って問題を解いてきてくれたのに、そのままでは成績は1点も上がりません。
また、「宿題をちゃんとやっているのに、なかなか成績が上がらない」というお悩みを抱える方も、実はやり方が間違っているだけなのかもしれません。
今回は、生徒たちの努力を「結果につながる努力」に変えるための「正しい宿題のやり方」についてお話しします。
📝 成績を左右する「3つのステップ」
宿題には、次の3つのステップがあります。
- ① 解く
- ② 丸つけ(〇 or ×)
- ③ 直し(×を〇に変える)
この3つのうち、どこまでできているかで成果はまったく変わります。
①「解いただけ」では、成績は1点も上がらない
この、「問題を解いただけ」で終わっている生徒さんが非常に多いです。
問題を解くことは、あくまで“作業”に過ぎません。
現時点で「できるかどうか」を試しているだけで、まだ力はついていません。
また、ここで止まってしまうと、間違えたままの考え方が定着してしまう危険性もあります。
例えるなら、健康診断を受けて、結果を聞かずに帰るようなものでしょうか。
そのままでは、問題の発見も体質改善も見込めません。
②「丸つけ」しても、まだ上がらない
問題を解いた後は、「丸つけ」を行います。
そして、丸つけをすると「何が分かっていて、何が分かっていないか」が分かります。
でも、それはまだ現状の把握ができたにすぎません。
間違えた問題は、テストでもまた同じような間違いをするだけです。
成績を上げる(テストで点が取れるようになる)ためには、ここからもう一歩進む必要があります。
これは健康診断を受けて、とりあえず結果は聞いた状態でしょうか。
ですが、結果を聞いただけで何もしなくては、体質は改善しません。
③「直し」をして、はじめて成績が上がる
ここが一番大切です。
×だった問題を、次に自力で解いたときに〇にできる状態にまで持って行く。
この「直し」こそが、成績がアップする瞬間です。
間違えたということは、考え方のどこかがズレていた、または何かを間違えて覚えていたということ。
そのズレを修正し、正しい知識を覚え直さなければ、また同じような間違い方をしてしまいます。
間違っていた部分を発見して、正しい考え方・知識に修正する。
ここまでするのが、正しい宿題のやり方です。
健康診断の結果を踏まえ、日々の食事に気をつけたり、運動したりして、はじめて体質が改善していくようなものです。
🔁 勉強も鮮度が命!宿題は“その日のうちに完結”させよう
人間は忘れる生き物ですので、時間がたつとどうしても、
「なぜその答えを書いたのか」
「どこで迷ったのか」
を忘れてしまいます。
間違えた直後こそ、記憶が鮮明で修正が効くタイミングです。
「鉄は熱いうちに打て」と言うように、
宿題も、①〜③をセットで必ずその日のうちに行いましょう。
📅 量が多いときは「分割」しよう
そうは言っても、宿題が多くて1日で終わらない場合もあるでしょう。
そういうときに多くの生徒がやってしまいがちなのが、
「今日は解くだけ、明日は丸つけだけ」という分割法です。
しかし、効果が高いのは「量を絞って、毎回その範囲を完結させる」やり方です。
△ もったいないやり方
- 1日目:全部解く
- 2日目:全部丸つけ
- 3日目:全部直し
◎ 伸びるやり方
- 1日目:1/3の範囲を「解く・丸つけ・直し」まで完結!
- 2日目:次の1/3を「解く・丸つけ・直し」まで完結!
- 3日目:最後の1/3を「解く・丸つけ・直し」まで完結!
のように、小さく区切って1日ごとに完結させる方が効果的です。
さらに言うと、4日目に前の3日間で間違えた問題だけをもう一度解き直し、また間違えた問題を再度直すことができるとなお良いでしょう。
💬 分からなかった問題は、次の授業で質問しよう
もちろん、「直し」をしても自力ではどうしても解決できない問題もあると思います。
そういう問題には印をつけておいて、次の授業のときに持ってきてください。
そこで一緒に考えれば、本人に足りなかった知識を解説したり、今後の学習課題を発見したりすることにもつながります。
✨ まとめ
もちろん宿題は「量」も大切なのですが、「量」か「質」かと問われれば、やはり「質」がより大切と言えるでしょう。
いくらたくさん宿題をしても、「直し」がまるでできていなければ、なかなか成績は上がっていきません。
逆に、量は少なくても、解けなかった問題を見つけて、自分で解けるようになる正しい宿題のやり方が1つでもできていれば、その分だけ成績は上がっていきます。
「宿題の質」を決めるのは、次の3つのステップです。
① 解く → ② 丸つけ → ③ 直し(×を〇に変える)
この「③ 直し」の部分が一番重要です。
「①~②」は、「③のための下ごしらえ」のようなものに過ぎません。
この流れを毎回きちんと回せば、 宿題が「ただの作業」から「身になる学び」に変わります。
正しい宿題のやり方を身につけることが、成績アップへの近道です。
お子さまが笑顔で志望校合格を迎えられるよう、ぜひ一緒に正しい宿題のやり方を身につけていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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